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マカンTとノーマルのマカン、エンジンは同じなのに価格が違うので、何にお金を払うのか分かりにくいですよね。
結論から言うと、マカンTは「2.0Lのマカンに、走りの装備を最初から付けた仕様」です。エンジンの出力は同じ265PSで、違いは足回りとタイヤ、内外装の仕立てにあります。
この記事を読めば、価格差の中身と、中古でTを選ぶ価値があるかを判断できますよ。
マカンTってどんなグレード?
マカンTは2022年2月に日本で追加された、ガソリン版(初代後期)のグレードです。2.0L直4ターボ(265PS)はノーマルのマカンと共通で、スポーツクロノやPASM(車高-15mm)などを標準にしたスポーツ仕様です。
「T」はポルシェが「ツーリング」の意味で使ってきた名前で、911にも同じ考え方のグレードがあります。
『Tって速いグレードなの?』と思う方も多いはずです。実はエンジンは速くなっていません。
速さを数字で上げるならSやGTSになります。Tは「同じエンジンのまま、曲がる・止まる・操る感覚を良くした仕様」と考えると分かりやすいです。
なお、2代目のマカン エレクトリックにTの設定はありません。マカンTはガソリン版だけのグレードです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 世代 | 初代(95B)後期 |
| 日本追加 | 2022年2月 |
| エンジン | 2.0L 直4ターボ(1,984cc) |
| 最高出力 | 195kW(265PS)/5,000rpm |
| 変速機 | 7速PDK |
| 駆動 | 4WD |
| 型式 | 7BA-J1PT(ノーマルのマカンと共通) |
出典: ポルシェジャパン公式・価格.com。
ノーマルのマカンとの違いを表で比べると?
ここが大事なところです。同じ型式・同じエンジンなので、違いは装備とタイヤ、車高に集まっています。
| 項目 | マカン(2.0L) | マカンT |
|---|---|---|
| 最終価格(2025年4月) | 871万円 | 933万円 |
| 後期導入時の価格 | 754万円(2021年7月) | 840万円(2022年2月) |
| 最高出力 | 265PS | 265PS |
| 全高 | 1,625mm | 1,605mm |
| 車両重量 | 1,870kg | 1,880kg |
| タイヤ(前) | 235/55R19 | 265/45R20 |
| タイヤ(後) | 255/50R19 | 295/40R20 |
| 燃料タンク | 65L | 65L |
| 自動車税(年) | 36,000円 | 36,000円 |
価格はメーカー希望小売価格(税込)。最終価格は2025年4月1日改定時のものです。ガソリン版は2026年7月末で生産終了と報道されているので、この価格で今注文できるとは限りません。
最終価格の差は62万円です。
『62万円の差なら、ノーマルにオプションを付ければいいのでは?』と考える方もいますよね。
そう思うのは自然です。ただ、スポーツクロノやPASMは新車注文時に選ぶオプションで、後付けできるかは販売店で確かめる必要があります。中古で探す時は、ノーマルのマカンにそれらが付いた個体を見つけるのは手間がかかるんです。
標準装備の細部は年式で違うことがあるので、気になる装備は車両の装備表で確かめておきましょう。

乗って分かる違いは?タイヤと車高がポイント
数字で見ていちばん大きいのは、タイヤが19インチから20インチになり、幅も広がることです。
タイヤが太く低くなると、曲がる時の踏ん張りが増える一方で、段差の当たりは硬めに感じることがあります。
車高は全高で20mm低く、PASM(電子制御ダンパー)で足回りも締まった味付けです。
- 走りの装備が最初から揃っている
- 20インチで見た目が引き締まる
- 自動車税はノーマルと同じ36,000円
- タイヤが大きく、交換費用が上がりやすい
- 乗り心地は硬めに感じる人もいる
- 出力はノーマルと同じで、速さはSに及ばない
例えば、こんな会話は販売店でよく出てきます。
「街乗りが中心なら、ノーマルとTのどちらがいいですか?」
「乗り心地重視ならノーマル、ワインディングも走るならTが合います。一度両方試乗してみてください。」
タイヤの交換費用やサイズの話はマカンのタイヤサイズと交換費用で詳しく見られます。
マカンTとマカンS、どっちを選ぶ?
Tと迷う相手は、ノーマルよりもマカンSのことが多いです。
| 項目 | マカンT | マカンS |
|---|---|---|
| 最終価格(2025年4月) | 933万円 | 1,115万円 |
| エンジン | 2.0L 直4ターボ | 2.9L V6ツインターボ |
| 最高出力 | 265PS | 380PS |
| 車両重量 | 1,880kg | 1,960kg |
| タイヤ | 前265/45R20・後295/40R20 | 前265/45R20・後295/40R20 |
| 自動車税(年) | 36,000円 | 50,000円 |
差額は182万円で、出力は115PS違います。タイヤサイズは同じです。
『Sの方がいいに決まってる』と思いがちですが、実は前が軽い直4のTの方が、鼻先の軽さを好む人もいます。
毎年の自動車税も14,000円違います。速さを取るならS、軽さと維持費を取るならTという選び方になりますね。
- V6のパワーまでは要らない
- でも足回りと見た目はスポーティにしたい
- 自動車税を2.0Lの36,000円に抑えたい
- オプションを探す手間を減らしたい
中古でマカンTを選ぶ価値はある?
結論から言うと、2.0Lのマカンをスポーティに乗りたいなら、中古でTを選ぶ価値は十分あります。
Tは2022年2月追加なので、中古でも年式が比較的新しく、後期型に限られます。前期・中期の古い年式が混ざらないので、絞り込みやすいんです。
一方で、生産期間が短く台数はノーマルより少なめです。条件を広げすぎず、早めに在庫を見比べておくのがおすすめです。
- 年式(2022年以降)と走行距離の上限を決める
- 新車保証の残りか、認定中古車の保証が付くか確認する
- タイヤの残り溝と次の交換時期を確認する
- 整備記録と修復歴の有無を確認する
「T」と書かれていても、グレード名の入力ミスで中身がノーマルのマカンという掲載が混ざることがあります。タイヤサイズ(20インチ・前後異径)と車検証の情報、装備表で確かめておきましょう。
保証の面でも、Tは年式が新しい分だけ有利です。新車保証は登録から3年・走行距離無制限なので、2023年以降の登録なら残りが付いている個体もあります。
保証が切れている個体なら、ポルシェの認定中古車(ポルシェ アプルーブド)を候補に入れてみてください。111項目の点検と、12/24/36か月の保証(走行無制限)が付きます。
認定中古車と一般の中古の差はマカンの認定中古車は買いかで比べています。
中古の相場は年式・走行距離・色で変わります。金額は時期と地域でも動くので、「今いくらか」は在庫を見て判断するのが早いです。
マカン買いたいドットコム
マカンの値段、先に相場を見ておく
マカンTの在庫は、中古車ポータルで「年式2022年以降」「走行距離」「認定中古車」の条件で絞って見比べてみてください。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

マカンTを選んで後悔しやすいのはどんな人?
Tは装備が揃っている分、合う人と合わない人がはっきり分かれます。買ってから『思っていたのと違った』とならないように、先に当てはまるかを見ておきましょう。
- 乗り心地の柔らかさをいちばん重視している
- 「Tだから速い」と思って選んでいる
- タイヤ代を19インチの感覚で見積もっている
- 家族が後席に乗る時間が長い
いちばん多いのは、速さを期待して選んでしまうケースです。出力はノーマルと同じ265PSなので、加速の差を体感しにくいんです。
次に多いのが、タイヤの出費です。前265/45R20・後295/40R20は、ノーマルの19インチより幅も径も大きく、交換時の金額が上がりやすくなります。
前後でサイズが違うのでローテーションもできません。後輪だけ先に減って、前後で交換の時期がずれることもあります。
『家族も乗るし、硬いと文句を言われそう…』という方は、試乗の時に後席にも座ってもらうのがおすすめです。運転席では気にならなくても、後席だと段差の当たりを感じることがあります。
逆に、ひとりやふたりで乗ることが多く、運転そのものを楽しみたい方には、Tのまとまりの良さは魅力です。
維持費全体の目安はマカンの維持費は年間いくら?で、税金・保険・タイヤ・車検まで並べています。
中古でTかノーマルか迷った時の決め方
ここまで読んで、まだ迷っている方もいますよね。最後は「何を一番に置くか」で決めると迷いが減ります。
| 一番に置くもの | 選ぶグレード |
|---|---|
| 乗り心地と静かさ | ノーマルのマカン |
| タイヤなどの維持費の安さ | ノーマルのマカン |
| 曲がる楽しさと見た目 | マカンT |
| オプション探しの手間を減らしたい | マカンT |
| 速さ | マカンS以上 |
ノーマルのマカンは年式の幅が広く、中古の台数も多めです。Tは2022年以降に限られるので、年式の新しさで選びたい方にも向いています。
どちらにするか決めきれない時は、同じ日に両方を試乗してみてください。段差を越えた時の感じ方で、答えが出ることが多いです。
EVのマカンと比べるとどう?
2代目のマカン エレクトリックにはTがありません。いちばん近いのは、後輪駆動のベースモデル「マカン」(1,070万円)です。
| 項目 | マカンT(ガソリン・最終価格) | マカン(EV・RWD) |
|---|---|---|
| 価格 | 933万円 | 1,070万円 |
| 駆動 | 4WD | 後輪駆動 |
| 最高出力 | 265PS | 360PS(ローンチコントロール時) |
| 自動車税(年) | 36,000円 | 25,000円 |
| 新車で買えるか | 生産終了(在庫車中心) | 注文できる |
EVの価格は2026年10月時点。
新車で買うならEV、中古で手頃にスポーティなマカンを探すならTという分かれ方になります。
EVのベースモデルの詳しい話はマカン(RWD)とマカン4の違い、EV全体はマカン エレクトリックとはで見られます。
グレードをまとめて比べたい方はマカンのグレードの違い、新車を買う時の交渉はマカンの値引き相場と交渉の順番を参考にしてください。
よくある質問
マカンTとマカンの違いは何ですか?
エンジン(2.0L 265PS)は同じです。Tはスポーツクロノ・PASM(車高-15mm)などを標準にし、タイヤを20インチにしたスポーツ仕様です。
マカンTの価格はいくらでしたか?
最終価格は933万円(2025年4月改定・税込)です。ノーマルのマカンは871万円で、差は62万円でした。
マカンTの自動車税は?
2.0Lなので年36,000円です。ノーマルのマカンと同じです。
マカン エレクトリックにTはありますか?
ありません。マカンTはガソリン版(初代後期)だけのグレードです。
マカンTは新車で買えますか?
ガソリン版は2026年7月末で生産終了と報道されています。新車は在庫車が中心になるので、正規販売店で確認してみてください。
まとめ
- マカンTは2022年2月追加のガソリン版後期グレード
- エンジンはノーマルと同じ2.0L 265PS、違いは足回り・タイヤ・仕立て
- 最終価格はT 933万円、ノーマル871万円で差は62万円
- 自動車税は両方36,000円、Sは50,000円
- 中古は2022年以降に限られ、タイヤサイズと装備表で中身を確かめる





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