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マカン エレクトリックの見積もりを考えていて、『いちばん安いマカンって後輪駆動なの?四駆じゃなくて大丈夫?』と迷っていませんか。
結論から言うと、ベースのマカンは後輪駆動(RWD)で、マカン4との差は車両価格で50万円です(2026年10月時点)。普段の街乗りや高速道路で困ることは少なく、むしろ航続距離はベースのほうが長いんです。
この記事では、ベースグレードとマカン4の違いを数字で並べて、RWDで困る場面と困らない場面を分けて見ていきます。
マカンの駆動方式はどうなっている?
マカン エレクトリックは、ベースの「マカン」だけが後輪駆動です。マカン4、4S、GTS、ターボは前後にモーターを持つ4WDです。ガソリンの初代マカンは全車4WDでした。
『ポルシェのSUVなのに2WDがあるの?』と驚く方もいますよね。
ガソリン時代のマカンは全車4WDだったので、そのイメージが強いのは自然です。2代目のEVになって、初めて後輪駆動のグレードが加わったんです。
| 世代 | グレード | 駆動方式 |
|---|---|---|
| 2代目(エレクトリック) | マカン | 後輪駆動(RWD) |
| 2代目(エレクトリック) | マカン4/4S/GTS/ターボ | 4WD |
| 初代(ガソリン) | 全グレード | 4WD |
よく「マカン FR」と呼ばれることもあります。ただ、エンジンを前に積んで後輪を回すFRとは違い、EVのマカンは後ろの車軸にモーターがある形です。後ろのタイヤで走るという点は同じですね。
マカンとマカン4、何がどれだけ違う?
並べてみると、違いは「前のモーターがあるかどうか」から生まれていることが分かります。
| 項目 | マカン(RWD) | マカン4(4WD) |
|---|---|---|
| 車両価格(2026年10月時点) | 10,700,000円 | 11,200,000円 |
| 最高出力(ローンチ時) | 360PS | 408PS |
| 最大トルク | 563N・m | 650N・m |
| 0-100km/h | 5.7秒 | 5.2秒 |
| 最高速 | 220km/h | 220km/h |
| 航続距離(WLTP) | 最大641km | 最大613km |
| 車両重量 | 2,240kg | 2,350kg |
| タイヤ(標準) | 前235/55R20・後285/45R20 | 前235/55R20・後285/45R20 |
出典はポルシェジャパン公式と価格.comの掲載値です。航続距離は欧州のWLTP値なので、実際の距離は気温や走り方で変わります。
実は、ベースのマカンは110kg軽いんです。そのぶん電気の消費が少なく、航続距離はマカン4より28km長くなっています。
0-100km/hの差は0.5秒です。5.7秒でも十分に速い数字なので、加速に不満を感じる方は多くないはずです。

後輪駆動で困らない場面は?
- 平日の通勤や買い物など、舗装路の街乗りが中心
- 高速道路での移動が多い
- 雪がほとんど降らない地域に住んでいる
- 長い距離をなるべく充電せずに走りたい
例えばこんな会話はよくあります。
「四駆じゃないと、雨の日に滑りませんか?」
「今の車は横滑りを抑える制御が入っているので、普通の雨の日の運転で困ることは少ないですよ」
雨の高速道路でも、タイヤの状態がよければ後輪駆動で不安になる場面は限られます。
しかもEVは、モーターの力をとても細かく制御できます。アクセルを踏んだ瞬間にタイヤが空転しそうになっても、すぐに力を絞れるんです。
マカンは電池を床下に敷いているので、重い部分が低い位置にあります。重心が低いぶん、カーブでも落ち着いて曲がれる作りになっています。
もう一つ、後輪駆動には「前のタイヤが曲がることに専念できる」という良さもあります。ハンドルを切った時の素直な動きが好きで、あえてRWDを選ぶ方もいるんですよ。
『じゃあ、どんな時に4WDの差が出るの?』という疑問が出てきますよね。次で見ていきます。
後輪駆動で困るのはどんな時?
差が出やすいのは、路面が滑りやすい時と、強く加速する時です。
- 冬に雪道や凍った坂道を走ることがある
- スキー場など、雪の山道へ毎年出かける
- 未舗装の道や砂利道をよく通る
- 濡れた路面で発進することが多い坂の上に住んでいる
後輪駆動の車は、滑りやすい上り坂の発進でタイヤが空転しやすくなります。マカンは2,240kgと重い車なので、スタッドレスタイヤを履いていても、坂道では慎重に動かす必要があります。
場面ごとに、RWDとマカン4の差が出やすいかをまとめてみました。
| 場面 | RWDとマカン4の差 | ひとこと |
|---|---|---|
| 乾いた舗装路の街乗り | ほとんど出ない | どちらでも快適 |
| 雨の高速道路 | 小さい | タイヤの溝のほうが大事 |
| 雨の日の急な坂での発進 | やや出る | アクセルはゆっくり |
| 雪道・凍った坂道 | 大きく出る | 4WDが安心 |
| 砂利道・未舗装路 | 出やすい | 4WDが安心 |
| 強い加速をした時 | 出る | 0-100km/hで0.5秒差 |
こうして見ると、差が大きくなるのは雪と未舗装路なんです。
雪国に住んでいる方や、冬のレジャーが多い方は、50万円の差額でマカン4を選ぶ価値は十分あります。
逆に、年に1回だけスキーに行く程度なら、その日だけ天気と道路の状況を見て計画を立てる、という考え方もあります。チェーン規制の情報も合わせて確認しておくと安心ですよ。
雪道でのマカンの実力やスタッドレスの考え方は、マカンは雪道に強い?で詳しく書いています。
四駆の切り替えはできる?
『マカン4って、四駆と二駆を自分で切り替えられるの?』と気になる方もいるはずです。
マカン4から上のグレードは、前後のモーターの力配分を車が自動で調整します。昔のパートタイム4WDのように、レバーで2WDと4WDを切り替える仕組みではありません。
ガソリン版の初代マカンも、常に4輪に力を配る4WDで、切り替えレバーはありませんでした。
走行モード(ノーマルやスポーツなど)を切り替えると、加速の反応やサスペンションの硬さが変わります。駆動の切り替えではなく、車の性格を選ぶスイッチと考えておくと分かりやすいです。
50万円の差、どっちを選ぶ?
ここが大事なところです。迷った時は、住んでいる地域と使い方で決めるのがいちばん失敗しにくいです。
- 雪の少ない地域で、街乗りと高速が中心
- 航続距離を少しでも長くしたい
- 浮いた50万円をオプションに回したい
- 冬に雪道を走る
- 坂の多い場所に住んでいる
- 売る時のことを考えて4WDを選んでおきたい
実は、浮いた50万円の使い道もポイントです。例えば、小回りがよくなるリアアクスルステアなどのオプションに回すと、毎日の運転が楽になることもありますよ。
ちなみに、買ったあとの出費はあまり変わりません。
| 維持費の項目 | マカン(RWD) | マカン4 |
|---|---|---|
| 自動車税(年額) | 25,000円 | 25,000円 |
| 重量税の区分 | 2.0t超2.5t以下 | 2.0t超2.5t以下 |
| 標準タイヤ | 前235/55R20・後285/45R20 | 同じサイズ |
| 新車保証 | 3年・走行距離無制限 | 3年・走行距離無制限 |
税金の区分もタイヤのサイズも同じなので、差が出るのは主に電気代くらいです。軽いぶん、ベースのマカンのほうが少しだけ電気代が抑えられる、と考えておけば十分ですよ。
売る時の評価は、地域や時期でも変わります。雪の多い地域では4WDのほうが求められやすい傾向があるので、長く乗るつもりなら頭の片隅に置いておきましょう。
さらに上の4Sとの差が気になる方は、マカン4Sの価格と性能を見てみてください。EV版全体の特徴はマカン エレクトリックとはでまとめています。

4WDにこだわるならガソリン版も候補?
『どうしても4WDがいい。でも予算は抑えたい』という方もいるはずです。
そんな時は、全車4WDだったガソリンの初代マカンも比べてみる価値があります。ガソリン版は2026年7月末で生産終了と報道されていて、新車は在庫車が中心、選択肢の多くは中古になります。
| 比べるところ | マカン(EV・RWD) | マカン4(EV・4WD) | マカン(ガソリン・4WD) |
|---|---|---|---|
| 価格 | 1,070万円 | 1,120万円 | 871万円(最終の希望小売価格) |
| 出力 | 360PS | 408PS | 265PS(2.0L直4ターボ) |
| 最小回転半径 | 6.1m | 6.1m | 5.6m |
| 自動車税(年額) | 25,000円 | 25,000円 | 36,000円 |
| 新車での買い方 | 注文できる | 注文できる | 在庫車が中心 |
ガソリン版の2.0Lは、EVのベースより出力は控えめです。ただ、小回りが効いて、充電の準備がいらないのは大きな良さですよね。
一方で、新車保証のある新しい車に乗りたいなら、EVのマカン4のほうが安心感があります。どちらを優先するかで答えが変わるので、自分にとって何が大事かを先に決めておきましょう。
ガソリン版の価格は2025年4月改定の最終の希望小売価格です。在庫車や中古車の価格は、年式・走行距離・装備で大きく変わります。
見積もりで確かめておきたいこと
グレードが決まったら、同じ仕様で見積もりを取って比べてみましょう。
- 公式コンフィギュレーターでマカンとマカン4を同じ装備で組む
- 総額の差が50万円からどれだけ広がるかを確かめる
- 正規販売店で、同じ仕様の見積書を出してもらう
- 雪道を走る予定があれば、スタッドレスタイヤの費用も足しておく
前後のタイヤサイズが違うので、スタッドレスも前後で別サイズになります。見積もりの時に一緒に聞いておくと、冬の出費が見えやすくなります。
値引きや交渉の順番は、マカンの値引き相場と限界額で詳しく書いています。全グレードの違いはマカンのグレードの違いで一覧にしています。
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マカンの値段、先に相場を見ておく
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よくある質問
マカンのベースグレードは四駆ですか?
2代目のマカン エレクトリックのベース「マカン」は後輪駆動(RWD)です。4WDはマカン4から上のグレードになります。ガソリンの初代マカンは全車4WDでした。
マカンとマカン4の価格差はいくらですか?
2026年10月時点で、マカンが1,070万円、マカン4が1,120万円なので、差は50万円です。
後輪駆動のマカンで雪道は走れますか?
スタッドレスタイヤを履けば走ることはできます。ただ、滑りやすい坂道の発進などは4WDのほうが安心です。雪道を走る機会が多いならマカン4以上を検討してみてください。
航続距離はどちらが長いですか?
WLTP値で、マカンが最大641km、マカン4が最大613kmです。車が軽いぶん、ベースのマカンのほうが長く走れます。
マカン4は2WDに切り替えられますか?
レバーで切り替える仕組みではなく、前後の力配分は車が自動で調整します。
「マカン ノーマル」とはどのグレードのことですか?
一般にはグレード名に記号が付かないベースのマカンを指すことが多いです。EVでは後輪駆動の「マカン」、ガソリン版では2.0Lの「マカン」がこれにあたります。
まとめ
- EVのベース「マカン」は後輪駆動、マカン4以上は4WD。ガソリン版は全車4WD
- 価格差は50万円(マカン1,070万円、マカン4 1,120万円・2026年10月時点)
- ベースは110kg軽く、航続距離はWLTP値で最大641kmとマカン4より長い
- 街乗りや高速中心ならRWDで困る場面は少ない
- 雪道や坂道が多いならマカン4を選んでおくと安心





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